ストーリー
会社案内
On the Road
私たちの歩み
京都北山の地で受け継がれる「かも」イズムの継承
昭和初期の加茂の地は一面畑で五山の送り火も見渡せるほど広々としていた。広大な土地に、すぐき、加茂なす、きゅうりなどの京野菜を育てそれをリアカーに積んで運び農家の前庭にずらりと並んだ大きな樽に野菜を漬け込んだ。
底冷えのする京の厳冬の中でも、手伝いの人達にも「丁寧に皮を剥く」ということを指示し自らも従事した。
味噌屋さんの話しを聞いてヒントを得て、カブラを「室」に入れて炭火で発酵させるという発想で」「すぐき」を作り上げた。
すぐきの花を漬け込んだ花漬や紫しそで漬け込んだしば漬、なすの塩漬を塩抜きして炊き込んで佃煮にした麻利漬を販売していった。
「利一さんのすぐき」として他に類をみない美味しさと評判を呼び常連さんはもとより地方からの注文も殺到した。
平成中頃からは、なす麻利漬に特化したお店として様々なバリエーションを展開しお茶漬やご飯のお供として商品化しております。精魂こめて炊き上げた、なす麻利漬は麻田利一の「ほんまもんの味」として受け継がれ、細部にまで手間ひまをかけ、じっくり丁寧に仕上げた唯一無二の逸品として、心で味わって頂くお品ものをお届けしております。
沿革
1924年 農家百姓の傍ら漬物業を発足
1949年 二代目と共に麻田商店として創業
2007年 株式会社あさ田を設立
2019年 イベント企画部門を設立
2020年 広告代理店業務及びデザイン部門を設立
2024年 麻利漬のおにぎり&お茶漬専門店を開店
株式会社 あさ田は
縁起人として、「空」を重 んじ
「全ての存在は関係で成り立っている」をモットーに様々なサービスに取り組んでいます。
・我々のブランドコンテンツやサービスを通じ社会に機能を生み出し
エフィカシーを上げてステークホルダーに喜びを与える関係性を構築します。
・本来の日本の文化である縄文の円心を構築し、本質の日本のあり方、
すべての人と横の関係を築きます。
・地球に優しい自然農業を取り入れ目指して行きます。
・未来に子供達が過ごしやすい環境作りを行い、利益の一部を恵まれない子供に寄付いたします。
・異文化交流を推進し本質の日本の文化を伝えます。
・人間の本質に迫る抽象度の高いイベントを行います。
あさ田の理念
山水の美しさは庭の中にあるのではなく
それを感じる人の心の中にある
日本ならではの美意識を語るとき、
「侘び寂び」と同じように、「間」と「余白」という言葉も欠かせないものです。
「間」は、主に演劇や音楽、対人関係の中で意識されるもので、「余白」は美術やデザインなどの平面的なものにおいて、頻繁に用いられてきた言葉です。
日本の美意識「間と余白」
何もないことは豊饒
「間」や「余白」という意識には、仏教の「無」や「空」という概念との繋がりが感じられる。キリスト教では、「無」とは「有」の対義語で、何も無いことを意味するが、仏教では、何もないことは豊饒であり、実は多くのものが含まれていると考えることがある。これは、「間」や「余白」というものに、何らかの意味を見出すことにも通じている。例えば、花を生けるという行為は、西洋文化では花そのものをいかに美しく表現するかに重きが置かれるが、日本の生け花では、一輪の花であっても、その空間に溶け込んでいれば美しいと感じることができる。前述の通り、侘び寂びの「不完全であることの美」にも通じるが、何か足りない部分があってこそ、美しさが際立つというのは、日本や東洋ならではの独特な捉え方でもあるのだ。
引き算の美学
「間」という言葉を聞くと、日本では建築における「客間」や「床の間」という言葉を思い浮かべる人も多いのでないでしょうか。元来、日本の建築では、それぞれの空間が明確に区切られた「部屋」というものは存在せず、柱と柱で囲まれた空間を「間」として認識しています。この曖昧な空間に何らかの意味を求める感覚が、日本人の美意識に大きく影響してきたのではないかと考えられるのです。
刹那に生きる
日本食の精神
The Spirit Of Japanese Food
自然の一瞬一瞬を愛でる心は、その一瞬一瞬にしかないものを愛でる文化つくりあげました。
和食が世界無形文化遺産に登録されたのも、その理由の一つに、和食が自然の美しさや四季の移ろいを表現するという点が挙げられています。
近年、世界が長寿を実現させる日本食に注目するようになりました。それぞれの季節にしか食することのできない食物は、自然界のリズムに調和して健康にもよく、日本が世界一の長寿国であるのも日本人の四季を愛でる心と無縁ではないはずです。また、素材をそのまま味わうことの多い日本食は、非常に繊細な味覚を養わせますが、この味覚と日本人の感性も、深く結ぶ付いているのではないでしょうか。